先日依頼のあった賞状の筆耕でお名前に
『原』のつく方が多くあったので、
『原』の美しい書き方を分析してみます。
🌸『原』を美しく書く方法
『厂(がんだれ)』
『广(まだれ)』
『尸(しかばね)』
『疒(やまいだれ)』
『戸(とだれ)』
などの『たれ』のある文字は、『たれ』の
中に入る部分の中心を少し右にずらして
書くことが一番のポイントになるかと思い
ます。
これを中心にもってくると右側が空き、
全体に左に寄ってしまいます。
かと言って、中心から大きく右に外れると
全体に右に寄ってしまうので、
目安としては、『小』の一画目が中心に
沿うぐらいの感覚で安定するかと思います。
二画目②の始筆の位置も隠れポイント
ではないかと思います。
一画目の穂先部分から二画目を書くと
全体に左に寄ってしまい、
かと言って、中に(右に)入り過ぎると
全体に右に寄ってしまいます。
目安としては、赤の矢印の辺りから
入ると安定するかと思います。
『白』の部分を等間隔と書きながら
不揃いになってしまいましたが(すみません!)
『白』を上部に収め、紛らわしいですが
『小』は下部に大きく書き、空きを広くし
足を長くします。
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
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