卒業式の祝辞(大)のレイアウトの一部を少しご紹介します。
式辞はご依頼ごとに方眼紙を使って一から線を引いて
下敷を作って書いています。
式辞用紙(大)の場合、一行に17文字前後で割り付けて
います。
ひらがなやカタカナは漢字の8割程度の大きさで書くので、
漢字が多い行、ひらがなやカタカナが多い行によっては、
文字数は多少前後します。
ひとつの語句が二行に分かれたり、助詞だけが行頭に行か
ないように注意します。
注意すべきことは他にもあるのですが、ざっとこんな感じ
です。
なかなか一度で字詰めが上手くいかないので、書いては消し
書いては消しとやっていると、気が付けば自分のまわりは消し
ゴムのカスだらけですよ!!
通常の使い方で出る量ではありません(笑)
筆耕のお仕事は基本的にチマチマとした面倒な作業が多いの
です。
しかし緻密な作業があってはじめて美しく仕上がるので、
必要な段取りであります。
下書きさえできれば、あとは墨を乗せるだけなのでね。
段取り八分です。
式辞の書き方
一般の方も式辞を書くことがあると思うので、簡単にですが
書き方をご紹介します。
式辞用紙は、大きさも大小があり、罫線のあるものとないものや
最近ではインクジェット対応のものや色々なメーカーからも出て
いるようです。
当店で扱っている用紙は下の写真のような罫線のないタイプです。
私が参考にしている本を見比べるとそれぞれ少しずつ異なった
書き方になっているので、諸説あるのだと思われます。
概ねいつもこのような感じで書いています。
私は②に表題(祝辞、謝辞、答辞、送辞、謝辞、弔事など)を
書いていますが、①②を余白にして③に表題を書くことも
あるようです。
氏名は④か⑤で終わります。
よって④で終わった時、⑤は余白になります。
書式は色々とあるのですが、それに縛られず臨機応変で
良いと思いますので、私もそれぞれに対応しています。
簡単にですが、良ければご参考くださいませ。
面倒くさい方はプロにご依頼ください~(笑)
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
筆耕以外に関するお問い合わせには返答致しかねますので、予めご了承ください。
ご相談・ご依頼はこちらから