※ 前回の漢数字を美しく書く方法『一~五』の続きです。
宛名書きの住所にしても賞状の日付にしても、筆耕では
漢数字は頻繁に書くのですが、比較的画数が少ないので、
バランスが崩れやすいのが特徴です。
前後の文字とのバランスを考えて少し小さ目に書くと良い
場合があるようです。
『六』
二画目…あまり長く引っ張らずに下に反る。
三画目、四画目…二画目の長さより幅を取る。
『七』
一画目…右上がりに長く。
二画目…中心より左から始筆。
『八』
一画目…中心よりやや左から始筆。
二画目…中心から始筆。
『九』
一画目…中心から始筆。
二画目…右上がり、空きに注意して下へおろす。
『十』
一画目…俯勢(ふせい) 下に反る。
二画目…中心から始筆、下部をやや長めに。
『七』『八』『九』は特にバランスが崩れやすいかと思います。
やはり画数が少ないということはごまかしが効かないので、
始筆の位置が大きなポイントなのではないでしょうか。
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
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