宛名書きのご注文があった時に個別にご案内していることですが
(【ご利用案内】と重複していることもあり)、予め知っておくと
スムーズかと思うことをここにも記しておきます。
ご注文がお決まりになりましたら、原稿と封筒を納入して
頂くことになるわけですが、その際のご注意点です。
●原稿に間違いなどがないか今一度ご確認ください。
当方に必要なのは郵便番号、住所、氏名なわけですが、特に
氏名は変換ミスがないか、旧字体、珍しい漢字、パソコンで
変換できない字ではないか、などもご確認ください。
●原稿(宛名のリスト)はパソコンで入力し、必ずプリント
アウトしてください。
パソコンをお持ちでない場合は手書きでも構いませんが、
わかりやくす楷書で書いて頂けると助かります。
データ入稿は基本的には受け付けておりません。
スムーズに作業に入りたいためご協力をお願い致します。
●封筒の予備を必要枚数の一割程度ご準備ください。
例えば、ご依頼枚数が50枚なら5枚程度です。
これは書き損じや追加などに対応するためです。
予備を全て使うことはまずありませんが、プロといえども
人間ですので100%はありません。
残りは全てお返し致します。
●封筒の裏の差出人は印刷済みの状態にしておいてください。
割合的には少ないですが、印刷済みでない真っ白な封筒で
送ってこられることが稀にあります。
これだと縦書きか横書きかもわからないですし、墨で書いた
部分をプリンターにかけるということは汚れたり折れたり、
様々な負担を負うため、差出人を印刷してから筆耕という
順序が理に適っているからです。
●都道府県を入れる場合は、都道府県からご記入ください。
【例】○○県○○市○○町1-2-3 ○○マンション709号
『~丁目~番地~号』は『ー(ハイフォン)』で統一しております。
以前にも記事にしましたが、都道府県を入れる入れないことも、
『~丁目~番地~号』を『ー(ハイフォン)』で省略しても失礼でも
間違いでもありません。
結局はご依頼主様の判断にお任せしております。
ただ、『郡』の場合は『県』から、それ以外は『市』『区』からが
最も一般的な書き方ですっきり見えます。
ただし、マンション名は省略しない方が良いでしょう。
●封筒の梱包には十分お気をつけください。
郵送途中での破損などを避けるためです。過剰に梱包する必要は
ありませんが、封筒の角が折れたり、汚れたり、濡れたりしない
ようにエアキャップなどで保護してください。
紙の茶封筒にそのまま封筒を入れて送ってこられることも何度か
ありました。
送った時が晴れてても途中雨が降っていることも十分あり得ます。
私達の目の届かないところでどのように荷物が扱われているかも
わかりません。
招待状を発送するまでに1往復するだけでも負担がかかることを
考えるとヒヤッとすることもあります。
最低限発送するまでは綺麗な状態にしておきたいためです。
●ご注文のキャンセル、または納入が遅れる場合は必ずご連絡を
お願い致します。
他のご依頼分との予定が狂ってしまうためです。
納入が一日遅れるだけで、お引き受けできない場合も稀にある
のです。
直前のキャンセルの場合は特にお気をつけください。
これは当店ではなく同業から聞いた話なのですが、ある企業様
からの大量のご注文がありました。
当然それらにかかる日数分は他のご依頼は受けられないので
断っていました。
しかし、直前になってキャンセルのお申し出があったそうなのです。
そのご注文分のために他のご依頼を断っていたことがこちらと
しては無駄になってしまうのです。
悪質な場合は、その分の料金を支払わなければならないことも
あるのです。実際頼んでなくてもです。
ですのでキャンセルの場合は特に早めの方が良いです。
最後はちょっと恐ろしい話になってしまいましたが、さほど
難しいことではありません。
言われてみればご納得頂けることばかりだと思います。よね?
こちらが当たり前に思っていることでも、お客様からすると
そうでないこともあるんだなと気づいたことも多いので上記の
ようなことを書いてみました。
ご参考にして頂けると幸いです。
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
筆耕以外に関するお問い合わせには返答致しかねますので、予めご了承ください。
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