今年も楽しみにしておりました。
日本では27本しか存在が確認されていないと
言われる稀少な鬱金桜(うこんざくら)。
普段からよく足を運ぶ近くの神社で見られます。
京都御所に合わせ、神様から見て右側に橘(右近の橘)、
左側に桜(左近の桜)があり、その左近の桜として
『鬱金桜』が植えられているそうです。
( ←まぎらわしい!【笑】)
ソメイヨシノの開花から半月ほど遅い4月中旬頃に
見頃を迎え、ほぼ満開でした。
鬱金桜は、薄黄緑色の花をつける珍しい桜で、
慎ましやかな色から別名『美人桜』とも
言われるそうです。
( ←是非あやかりたい!【笑】)
咲き始め、咲き中、咲き終わりへと三つの表情が
あり、薄黄緑色からだんだんと薄紅色がさして
いきます。
今は咲き始めで最も初々しい花色。
八重なのでとても華やかに見えます。
色づく頃もまた楽しみです。
上地(うえじ)八幡宮 (愛知県岡崎市上地町字宮脇48)
~鬱金桜 桜まつり~
2015年4月8日(金)~20日(月)
( ※ 期間が変更になる場合もあります。)
http://ueji80000.com/
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あまり書くことはないこの『鬱(うつ)』の
筆順ですが、
『缶』
『木』(左)
『木』(右)
『冖』(ワ冠 / わかんむり)
『メ』
『、、、、』(上→左→右→下)
『凵』(うけばこ)
『匕』
『彡』(さんづくり)
です。
そして部首は、『鬯』(ちょう)。
( ← ちょう(超)難しいですね~【笑】)
『鬱』は画数が多いためどうしても全体に
大きくなりがちなので、しっかり詰めるように
書きていきます。
また一画一画が細くなりがちでもあるので、
『彡』(さんづくり)の最終画を太くするなど
めりはりをつけて、バランスを取ります。
『金』の『人』(ひとやね / ひとがしら)は、
角度が浅いと全体に小さくなるので
深く長めに払います。
『桜』は『女』の字形が取りにくく、一画目の
角度が深いとブサイクな女になるので、右下に
向かって浅めに書くと美人な女になります(笑)。
私は品のある文字を提供したいと思い
毎日字のことばっかり考えております。
( ← 奇人変人ではありません・・・いや、
そうかも【笑】)
余談ですが・・・
『鬱金香』(うこんこう / うっこんこう)と書いて
何の花かご存じでしょうか。
ちょうど今の時期に咲く誰もがよく知るあの花です。
正解は『チューリップ』でした。
鬱金香はチューリップの和名なのです。
書いて字の如くあまり良いとは言えないウコンのような
香りに由来するそうですが、可愛らしい姿からは想像
つかないですね(笑)
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
筆耕以外に関するお問い合わせには返答致しかねますので、予めご了承ください。
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