以前の記事で返信はがきの『寿消し』について書きました。
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●ワンランク上の美しく見える返信はがきの書き方
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『寿』は字形が取りにくい漢字のひとつですが、よく書く
漢字ですのでポイントをしっかり押さえていつでも同じ
ように書けるようにしておきたいものです。
『寿』の中に4本の横画がありますが、基本の点画である横画には
仰勢(ぎょうせい)・・・上に反る
平勢(へいせい)・・・真っ直ぐ
俯勢(ふせい) または 履勢(ふくせい)・・・下に反る
というのがあり、長さ、形、方向それぞれに変化をつけます。
一画目が仰勢
二画目が平勢
三画目、五画目が俯勢(履勢)
ですが、三画目は平勢寄りの俯勢(履勢)です。
一画目、二画目、三画目はしっかり詰めて横の中心より
上部に収めるのがポイントです。
四画目の左払いは、中心から頭をしっかり出して長さ、
角度に注意します。
五画目の横画は一~三画目と等間隔になるように一番長く
ひっぱり、しっかり字幅を取ります。
終筆は横の中心より下がらないこと。
ここより下がると、『寸』の足が短くなりブサイクに
なります。
六画目の左ばねは、五画目の横画との交わる位置、長さ、
はねる方向に注意です。
この六画目の良し悪しが字形を決めるポイントであると
言っても良いかもしれません。
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
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