返信はがきには出席・欠席に〇をつけるだけでなく、お祝いの言葉
や招待されたことへの感謝の気持ちを必ず一言添えるのがマナーで
ある、ということは前回の記事でも述べました。
【関連記事】
●『招待状の返信はがきはペンやボールペンで書いても良いのか?』
より大事なこととは?
https://www.yukari-hikkou.com/archives/1932
そしてさらに一歩進んで、レイアウトにも注意し、寿消しを用いて
ワンランク上の美しく見える返信はがきの書き方の例です。
( ※ 毛筆使用 )
『御』『御芳』に『寿』を書いて消す『寿消し』という方法があります。
この場合は赤、黒どちらでも構いません。
『御出席』『御欠席』まで3文字『寿』を書くとうるさい感じに
なるかもしれませんので、『御』の1文字のみ、または『御芳』の
2文字までがすっきり見えるように感じます。
はがきは特に小さいので、文章や住所などが長い場合うっかりはがきの
端の方まで文字を書いて詰まってしまいがちです。
そうなるとせっかく綺麗に書けていてもバランスが悪いため、いまひとつ
な印象になってしまいます。
そこで予め必ず天地左右の余白をとっておくことで、全体的に美しく見え
ます。
これは宛名書きにも言えることですが、
●住所の末尾が名前より下に出ない
●名前の書き出しは住所より下から
ここは重要なポイントであり、宛名書きの基本的な書き方でもあります。
そしてさらに、一言添えた右の文面の末尾も名前より下に出ないことが
全体的に美しく見えるポイントです。
『行』を二重線で消して『様』に変えるのは周知だとは思いますが、
入籍済みなどで新郎新婦の連名になっていることも近年では多く
見かけます。
その場合『行』がひとつになっていることがほとんどですが、
それぞれに『様』をつけるのが宛名の基本ですので、連名の場合は
注意が必要です。
『様』を書く位置ですが、『行』の下でも横でも構いません。
【関連記事】
●文章を美しく見せる方法
https://www.yukari-hikkou.com/archives/1884
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
筆耕以外に関するお問い合わせには返答致しかねますので、予めご了承ください。
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