前回の記事で、
ひらがなは画数が少なく曲線が多いために字形が取り
にくいのですが、形を覚えるという感覚で習得しやすく
なります。
ということを書きました。
さらに、分析しながら習得するためにこちらを用意して
頂くとより効果的です。
小学校一年生の時に使いましたよね、こくごのノート。
12マス、15マス、どちらでも良いのですが、中心十字に
点線の入ったものがより分析しやすくなります。
※ こちらはイオンのトップバリュで54円でした(お安いっ!!驚)
※ チビッ子たちの熱い視線があったとしても気にせず購入
してください!(笑)
ちなみに、私がかつて筆耕専門の会社に入った時も、
マス目のこくごのノートを用意するように言われました。
当時のノートです。(※ 20年近く前のものです…)
中は、先生に書いて頂いたものなので写真の記載は
控えますが、ひらがな、カタカナ、私が苦手とした
漢字を書いてもらいました。
先生の美しい文字を何度も何度も目習いして技術を身に
付けることができた、と言っても過言ではありません。
今までもこれからもずっと大事なノートです。(感謝)
そして、筆記用具はボールペンでもサインペンでも
お好きなもので良いですが、私はこちらを…
三菱鉛筆の硬筆書写用鉛筆(6B、六角軸) 3本パック ¥324
( ※ 硬度と軸型はそれぞれ2種類で、4B、三角軸もあります。)
この15マスのノートと硬筆書写用の鉛筆でひらがなを
書いていきます。
まず、ひらがなは漢字の草書体が元になっていて、
それが簡略化されて今のひらがなになっています。
ですので、元になる字源も合わせて覚えるとより
イメージもつき習得しやすいと思いますので、
それぞれに楷書と草書も書いておきました。
あ【字源:安】
●一画目…短く右上がり。
●二画目…中心に始筆※、左側にふくらみをもたせて中心より
左で終筆※。
●三画目…赤丸●で止めて、左斜め上に上がり、
ゆっくり大きく曲線を描くイメージで、中心で終筆。
い【字源:以】
●傾きはほぼ同じ。
●一画目と二画目の始筆の高さはほぼ同じ。
う【字源:宇】
●一画目…中心に。
●二画目…右上がりに、右側に張り出さないようあまり曲げない。
え【字源:衣】
●一画目…中心に。
●二画目…右上がりに、左下から深く折り返し、中心で下す。
お【字源:於】
●一画目…中心より左側に短く右上がり。
●二画目…中心より左寄りに垂直かやや左に反りながら
赤丸●で止めて、左斜め上に上がり曲線の形に注意しながら、
点は高く。
※ 始筆(しひつ)…書き始めの部分。起筆(きひつ)とも言う。
※ 終筆(しゅうひつ)…書き終わりの部分。収筆(しゅうひつ)
とも言う。
※ 筆脈(ひつみゃく)…文字を書く時の点画の繋がりや、文字
から文字への繋がり。
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パソコンが普及した現在の私達の生活の中で、『文字を真剣に
書く≒文字と真剣に向き合う』ことってよほど意識しない限り
そうないですよね。
一日たった5分でも文字を書くことに集中してみる・・・
一か月後、半年後、一年後・・・どうなっているでしょうか。
楽しみですよね。
興味のある方はぜひ。
※ こくごのノートを買う時はちょっと気恥ずかしいかも
ですけど!!(笑)
毛筆筆耕専門ゆかり
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
筆耕以外に関するお問い合わせには返答致しかねますので、予めご了承ください。
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