意外と知られていないようですが、招待状には一番
丁寧な渡し方があります。
それは『手渡し』です。
本来は手渡しがマナーで、これが基本となっています。
手渡しができるお相手には極力という意味ですので、
無理のない範囲で良いと思います。
ただし、ご媒酌人、主賓、会社の上司、恩師には
直接手渡しがマナーとなっています。
手渡しの場合いくつか注意点があります。
● 宛名に住所は書かず、氏名のみを書きます。
住所が書いてあると 、『郵送しようとしたけど手渡しに
しました。』というニュアンスになってしまうため却って
失礼にあたってしまいます。
※ 住所がない分、気持ち大き目に書くと良いです。
● 返信はがきには慶事用の切手を必ず貼ります。
必ずしも返信はがきを手渡しで返してもらえるとは限りません。
『郵送でも手渡しでもどちらでも良いですよ。』という意味で
必ず切手を貼るようにします。
※ ご媒酌人は出席が決まっているので返信はがき自体が
不要です。
● 糊付けをしません。
シールだけ貼ります。手渡しの場合ほとんどその場で開封
しますので、シールだけの方が見やすいというのと、
もうひとつは、慶び事にハサミやナイフなどの切る行為が
縁起が良くないのでそれを避けるためでもあります。
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毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里
日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。
ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。
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