ゆかり筆耕のブログ

上手に書くために先にやっておく大事なこととは?

 

招待状 宛名書き

筆耕の仕事で一番基礎になるのが『宛名書き』なので、
初めは宛名書きをしっかり練習する必要があるのですが、
実は上達するために先にやっておくべきもっと大事な
ことがあります。

それは、『校正』です。
( ※『読み合わせ』や『読み合わせ校正』などとも
言います。)

どんな業種でも商品の出荷の前に検品をしますよね。
それを筆耕の世界では『校正』と言います。

誤字・脱字、汚れがないかなど原稿と照らし合わせて
ひとつひとつチェックして、納品するわけです。
これは当たり前のことではあるのですがね。

そしてこの『校正』が大事なのには、もうひとつ理由が
あるのです。

それは、人の書いたものを目で見て勉強する、
目で習う
ことにあります。

昔から、稽古事や芸事の上達には
『目習い』『手習い』『耳習い』と言われます。

筆耕に置き換えてみますと、
『目習い』は、観察。
質のよいもの(上手な字)を観て、目を肥やす、目を養う。

●『手習い』は、実践。
実際に書いて練習する。

●『耳習い』は、理論。
『指習い』とも言います。
お手本となる上手な字を指でなぞるのです。
あるいは、書道の世界ではお手本を下に敷いてなぞり書きする
『模書(もしょ)』という方法もあります。

この『目習い』にあたるのが筆耕では『校正』になります。

私がかつて所属していた筆耕会社では、新人は必ず
実際に書く前に『校正』をしっかりやりました。

人の書いたものを見て、文字の乱れはないか、字形や大きさ、
線の太さは適当か、書く位置はどうか、どういう筆使いを
しているか、など様々な角度から観察するのです。

上達は練習量に比例するのは確かですが、ただ闇雲に
書くより、校正によって目を肥やしておくことが先で
『目習い~実践~目習い~実践』と繰り返し練習する
ことで上達が早まります。

『校正』は実際に筆耕会社に入らないとなかなか
機会が少ないかもしれませんが、今の時代でしたら
ネットの画像でいくらでもお手本となる上手な字が
載ってますから、そういったものを上手く活用して
上達に役立てることができます。

『技術』は習うものでも教わるものでもなく、盗むもの。

上手に盗んでくださいね。
※ 私はもう立派な犯罪者です(笑)

ロイヤルアルバート

毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

 

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招待状 宛名書き

日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。

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