ゆかり筆耕のブログ

わざわざ道具を買いに行く意味 ~筆の里 豊橋へ~

書道人にとって
書くこと以外の楽しみと言えば、

道具を通販ではなく、
わざわざ買いに行くこと

ではないかと思います。

道具というのはもちろん
書道道具
のことですが、

中でも

文房四宝(筆、墨、硯、紙)

は、古来より特に重要なものとして
扱われてきたので、最も拘りたい
道具だと言えます。

そして、筆は一番の道具。
筆の産地というと、

熊野(広島県)

はあまりにも有名で、書をたしなま
なくても広く知られているかと思い
ます。

しかし、筆の産地は熊野以外に、
主なものとして

奈良筆
豊橋筆
江戸筆
仙台筆

などにも長い歴史があるのだそうです。

あんなに有名な熊野なのに、
私は書道用で熊野筆は今は1本
しか所有しておらず、

化粧筆なら
20本ぐらいはあるのですがね(笑)
(←どこそないに描くとこあるねん!?
という疑問はさておき*笑)

それで先日訪れたのはその熊野では
なく、

豊橋(愛知県)

でした。
かれこれ数年ぐらい前から
せっかく愛知県に住んでいるのだし
行こう行こうと思っていて
ようやく行くことができたのです。

豊橋筆
筆の里 嵩山(すせ)工房

 

私は今は筆耕用には専ら

面相筆(イタチ)

を使っているので、
筆耕用に面相筆と、

あとは創作用に珍筆があればいいな
と求めに行きました。

ありました!!
豊橋筆 コリンスキー


長鋒面相筆(コリンスキー)

 


こちらは鳥筆

しかし、何の鳥か聞いたのに
忘れてしまいました。

白鳥でないことは確かなのですが、
あぁ~…何の鳥やったかなぁ…

私こそ鳥頭ですね(笑)

におい嗅いでもわかりません(笑)

 


左は普段使っている面相筆(イタチ)

イタチもコリンスキーも同じ
イタチの仲間で稀少とされますが、

コリンスキーはより稀少です。

書き比べてもみてもさほど違いは
わかりませんでしたが、やはり
書き味は最高に良いと言えるで
しょうね。

楷書には相応しいすっきりとした
線が出ます。

心 デザイン書

 

そして何の鳥かわからないけど
こちらも墨を含んでみました。
心 鳥筆
【心】

 

もっとバサバサ感が出るかと思った
のですが、意外とまとまりの良い筆
でした。

 

伝統工芸士の山崎亘弘さんは色んな
筆を見せてくださり、最近よくある
水書きで試し書きもさせて頂きました。

伝統工芸士の後継者不足が問題と
される中、

『今ね、20代の若い子(後継者)が2人
いるんですよ。』

と嬉しそうに話してくださり、
それを聞いて私もホッとしましたよ。

なんでって、我々書道人は筆をはじめ、
道具ありきの世界ですからね。

そういった職人さん達の上に成り立っ
ているわけですから、尊いのです。

だから、時間を割いてでも遠方であって
もわざわざ足を運ぶのですよ。

大切な人に逢いに行くようなそんな感覚
でね。

ある意味ドキドキもします(笑)

 

豊橋筆 心

毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

ご依頼をお受けいたしております

豊橋筆 コリンスキー

日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。

ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。

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