ゆかり筆耕のブログ

宛名書きの住所に都道府県は必要か?


特に結婚式の招待状の宛名書きで、都道府県は必要か
どうかで迷われる方が多いようです。

結論から申しますと、どちらも間違いではないので
どちらでも良いということになります。

ただ一般的には、
●『郡』の場合は都道府県から
●『市』『区』の場合は都道府県は省略

 が基本となっております。

一番気になるのは、省略するとマナー違反なのか?
ということだと思いますが、それはありません。

都道府県があるときちんとした印象になり、
なければすっきりした印象になるでしょう。

都道府県にしても住所にしてもケースバイケースで、
明らかに変換ミスだとわかるものなどを除いては、
お預かりした原稿通りに筆耕するのが基本となります。

ですので、原稿に都道府県の記載があれば書きますし、
なければ書きません。

これは筆耕士の立場からにはなりますが、都道府県を
書かない方が良い場合もあるのです。

宛名書き 都道府県宛名書き 都道府県

上は都道府県から書き、下は市から書きました。
見た目の印象の違いが感じらるでしょうか?

都道府県を書いた方は何となくうるさく感じませんか?
そしてバランス的にも切れがないですよね?

このように、特に千葉県千葉市、奈良県奈良市、京都府京都市、
など都道府県名と市町村名が同じ場合は書かない方がすっきりし、
バランス的にも良い
のです。

また都道府県名と市町村名が異なる場合でも、長い住所の上に
都道府県を書くとうるさく感じ、バランスは崩れやすくなります。

これがまだお名前が1名だから良いのですが、5名だった場合
さらにうるさくなります。

ですので、都道府県はない方がバランス的には良い方が
多いのです。

余談ですが、日本の美意識に『余白の美』があります。

書道の世界においては、いかに余白を残すか。
白と黒の調和が大事と言われます。

白は墨ののっていない部分、黒は墨ののっている部分です。
つまり墨ののっていない白い部分も作品と考えるのです。

筆耕の世界も同じで、白に対して黒が多過ぎると見栄えとしての
美しさからは遠ざかって行きます。

余計なものは省く。
何事も簡素なほど美しさは際立つものだと思うのです。

たかが都道府県名3~4文字程度で、と感じられるかも
しれませんが、特に限られた狭いスペースですからシンプルな
方が良いのです。

ある意味『狭い世界』で生きておりますが(笑)
宛名書きひとつをとっても筆耕は奥が深いのです。

(話が反れましたが)
ですので、全てに都道府県を書くのではなく、住所に
よって判断する方法も良いのではと個人的には思います。

式場様によっては、都道府県から書くようにご案内が
あったりもするようですが、最終的にはご依頼主の判断
となり、

例えば、
●目上のゲスト様には都道府県を書く
●他都道府県(差出人の住所から見て)へは都道府県を書く
など、考え方は様々で良いと思います。

あくまでも筆耕士の立場からすると、バランスや全体の
見た目が重要視されるので、上記のようなご提案になって
しまうのですが、参考程度にお考え頂ければ良いかと
思います。

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毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

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宛名書き 都道府県

日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。

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