ゆかり筆耕のブログ

宛名書きは自筆でないと心がこもらないのか??

『招待状の宛名書きを自分で(筆ペンで)
書こうとしたのだけど、やっぱり
どうしても書けないのでお願いします。』

というお客様が以前いらっしゃい
ました。

かなり切羽詰まったご様子だったの
ですが、結局キャンセルされました。

なんでも、子供の頃に少しだけお習字を
習っていたため、

自分でも書けるかもしれない。
自分で書いておもてなしをしたい。

という想いがあったのだそうです。

宛名書きは自筆でないと心が
こもらない。

というのがこのお客様の中では一番
だったわけです。

そういう方も少なからずやはりいらっ
しゃるのでしょうね。

以前も記事にしたことがありましたが、

そう言えば、私が結婚した時も自分で
宛名書き(※本状への記名も)をしました。

それは、

●私自身がすでに筆耕業に携わっていた
から、自分で書かないのもおかしいだろう。
●自分で書いておもてなしをしたい。

という理由からでした。

しかし当時はまだまだ技術不足。
でき上がった自分の宛名書きを見て愕然
としました。

今思えば、筆耕料金込みだったし、
ホテルに頼めば良かったかな、と
ちょっと後悔したのです。

 

🌸宛名書きは自筆でないと心が
こもらないのか??

結論から申し上げると、

●自筆だから心がこもる。
●自筆でないから心がこもらない。

どちらもあると思います。
これは、受け取る側(ゲスト側)にも同じ
ことが言えます。

なぜなら、その人がどこに価値を置いて
いるか??によるからです。

例えば極端な話ですが、

●自筆ではあるが、汚文字だった。
●自筆ではない(プロに依頼した)が、
綺麗な文字だった。

受け取る側(ゲスト側)からして印象が良い
のはどちらでしょうか??

多くは後者だと考えます。

自分の名前というのは、その人にとって
大事なもの。

そう考えると、自分の名前が綺麗に書か
れていて嫌な気分になる人はいません。
嬉しいものです。

逆に自分の名前が汚い字で書かれて
いたらどうでしょう??

私なら、丁寧に扱われていない、と
思ってしまいます。
決して良い気分ではありません。

なぜそう言えるかというと、当店を
ご利用頂いたお客様から

『自分で書かずに、やっぱり頼んで
良かった。
ゲストから続々喜びの声があります。』

そういうお声が実に多いからです。
私が言うのもおかしいですが、実は私も
びっくりしています。

これは実際に依頼した人にしかわから
ない結果論に過ぎないと言えばそれまで
ですが、

汚文字でも自筆が一番、というのが
当たり前だったら、筆耕業が存在する
意味がそもそもないわけです。

書道人口はそれなりに多くいます。

しかしその中で、小筆が扱える書道人
(筆耕士)はごく一握り。
(※小筆の扱いは一番難しいと言われます。)

そういう稀少さに加え、たとえ自分では
ない他人やプロが書いたとしても、

綺麗な宛名書きはそれだけで、おもてなし

だと言えます。

そうでなければ、使命感や誇りを持って
長くこの筆耕業にいること、非難を浴び
たり汗や涙を流してまで技術を上げて
いく意味が、私にはありません。

代筆が人に喜ばれないと言うのなら、
初めから関わっていませんし、こんな
細かで面倒な仕事をあえて好き好んで
やる理由もないわけですから。

招待状 宛名書き

毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

 

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招待状 宛名書き

日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。

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