ゆかり筆耕のブログ

なぜ招待状の宛名は毛筆で書くのが正式なマナーなのか?


結婚式や式典、イベントなどの招待状、役員就任や交代、
会社移転などの挨拶状や案内状、年賀状、暑中見舞いなど、
折々の場面で毛筆による書が求められてきました。

今は機械化によって手書きの文字も少なくなり、一昔前までは
とても考えられないことでしたが、結婚式の招待状の宛名書き
でさえもパソコンで印字するのが定着しているようです。

結婚式の招待状の宛名書きを
●パソコンで印字するか
●自分達で手書き(毛筆か筆ペン)にするか
●プロの業者に筆耕依頼(毛筆)するか

式場のプランナー様からはおそらく

『毛筆で書くのが正式なマナーですが、今はパソコンで印字
される方が多いですよ。』

こう言われるのではと思います。

結婚式の準備は大体の方は初めてですし、プロにそう言われたら、
その通りにするであろうと思うのが一般的な考え方ですので、
パソコンでの印字が定着しているのも頷けます。

『招待状の宛名は毛筆で書くのが正式なマナー』

もちろんそうなのですが、それ以上の説明はなかったのでは
ないでしょうか?

なぜ、毛筆で書くのが正式なマナーなのか?

これは、
『慶び事は太く濃く』という縁起担ぎ
からなのです。

古来より日本人というのは、森羅万象に神が宿ると
考えてきました。

また、言葉にも霊力が宿るという言霊信仰を持つ
民族でもあります。

ですので現代でもお祝いの席などで、良い言葉を用い
忌み言葉を避ける習慣は言霊信仰のなごりなのです。

そういうところから人生の節目、慶事や何か大事な
事の前には縁起を担ぐようになったのです。

子供の頃、縁起でもない事を言ったり仕出かしたりしよう
ものなら、冗談でも叱られたものです。
言葉通りの結果になるのだと。

祝儀袋の表書きも慶び事なので毛筆や筆ペンで太く濃く
書くことが縁起が良いとされています。
( ※ 鉛筆やボールペンで書く人はいませんよね?苦笑 )

結婚式の招待状の宛名書きもやはり同じで、人生の節目
である結婚ですから縁起を担ぎ、

鉛筆やボールペンなどの細い字や薄墨はマナー違反
となるわけです。

このように、太く濃く書くことが古来より縁起が良いと
されている
というのがマナーと言われる所以だとご理解
頂けたと思います。

そう理解できた上で改めて、結婚式の招待状の宛名書きを
どうしましょうか?

パソコンで印字するにしても、手書きにするにしても、
何事もそうですが何に価値をおくかは人それぞれで、
一長一短もありますから、どの方法を選択したとしても
何が良い悪いではありません。

しかしパソコンの筆文字フォントよりも、筆ペンよりも、
毛筆の文字が格式高いことは否めないのです。

そして、ゲスト様には大切な思いが伝わり、礼を尽くした
招待状になるでしょう。

ただ、なぜ毛筆で書くのがマナーなのか?
を理解した上で選択して欲しいと思うのです。

たかが宛名書き、というのが通用するのなら、我々のような
職業が存在する意味もなければ価値もないということになります。

皆様にとって大事な場面、人生の節目には日本の美しい伝統と
格式を重んじ、是非毛筆の文字を活用して欲しいと願いたいのです。

招待状宛名書き 毛筆 

追伸・・・

筆文字は日本の誇るべき美しい伝統文化です。

伝統文化に関わる職業に携わる者としての自覚と誇りを持つこと、
そして筆文字文化を伝承する義務と使命が私にはあるのです。

今の若い人達に筆文字の良さを知ってもらい、感動を与えること、
少しでもお手伝いをさせて頂けたらそれ以上に嬉しいことはありません。

結婚式 招待状

毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

ご依頼をお受けいたしております

招待状宛名書き 毛筆

日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。

ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。

筆耕以外に関するお問い合わせには返答致しかねますので、予めご了承ください。
ご相談・ご依頼はこちらから