ゆかり筆耕のブログ

ひらがなと漢字はどちらが難しいか?

前回の記事で、
『ひらがなを美しく書くにはどうすれば良いか?』
次回ポイントを押さえながらご説明致します。
と書きました。

が、その前に質問&うんちく(笑)・・・

ひらがなと漢字はどちらが難しいでしょうか?

私達日本人が最初に習う文字はひらがなでしたよね。
画数が少ないので文字自体を覚えるという意味では
ひらがなは簡単で、画数の多い漢字は難しいという
認識だと思います。

では、字形を整えるという意味で考えた時、ひらがなと
漢字はどちらが難しいでしょうか?

これは、ひらがな』なのです。
意外な気もしますが、漢字よりひらがなの方が実は
難しいのです。
なぜだと思われますか?

まず『漢字』は、基本となる『点画』と『部分』
(点や画の組み合わせ)で構成されています。

いわばこの基本の点画と部分をどう結合させるか、
中心に対して左右をどう振り分ければ整うかを考えれば
良いわけです。

直線的な部分が多い漢字は、文字の中心がわかりやすい
ものが多いことと、色々な原則(※ ここでは説明を省きますが)
に分類されるのでそこを理解すれば良いわけで、バランスも
比較的取りやすいのが特徴です。

例えば、『奏』という漢字を書こうとする場合、
中心 右上がり 右側下部重心
文字の中心は一目瞭然で、左右対称の文字なので
左右均等に分けることをまず考えれば良いわけです。

さらに、『様』を美しく書く方法
http://www.yukari-hikkou.com/archives/1235
でも触れましたが、

漢字を美しく書く方法として、
●右上がり
●右側下部重心
●等間隔

の基本法則に従い、

横画の間隔を等しく、
右下の最終画を少し下げればバランス良く書けるわけです。

一方ひらがな』は、外形による分類はできるものの画数が
少なく曲線で多く構成されていて、漢字のように色々な
原則に分類されるものが少なく、文字の中心がわかりにくいため
バランスが取りにくい、という特徴があります。

例えば、『ら』を書こうとする場合、
『ら』縦長長方形 
ぱっと見、縦長長方形かな?ぐらいの認識だと思います。
もちろん、ポイントは他にもありますが( ※ 後日説明します。)
言われないと分かりづらいかもしれません。

画数が少ないということは、余白が多くなるので、
スタートの位置を間違えるともうそこでバランスを崩して
字形が取れなくなる、という理由からひらがなは難しいと
されているのです。

また漢字にしても同様で画数が少ないほど字形が取りにくく
難しいということになります。

ですが、ひらがなは全部で48文字しかありません。

漢字のようにあてはまる原則が少ない分、形を覚えるという
感覚で習得しやすくなります。

では、実際に説明を加えながら『ひらがなを美しく書く方法』
を次回から見ていきましょう。
※ また次回にひっぱります!!すみません(笑)

【関連記事】
●なぜひらがなの字形の習得が大事なのか?
http://www.yukari-hikkou.com/archives/1257

薔薇
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

 

 

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中心 右上がり 右側下部重心

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