ゆかり筆耕のブログ

世俗の人は… ~菜根譚より~

菜根譚
出典『菜根譚』(岩波文庫)

※つけペン(タチカワ T-44日本字 №44)使用

※書き下し分
世人は心の肯(うけが)う処(ところ)を以て楽と
為し、却(かえ)って楽心に引かれて苦処に在り。
達士は心の払(もと)る処を以て楽と為し、終(つい)
に苦心の為に楽を換え得(え)来たる。

※語釈
世俗の人は、心が満足することを楽
しみとするので、かえって、その楽し
みを求める心のために苦しみに引
きこまれる。

(これに反し)、道に達した人は、
苦しみにうち勝つことを楽しみと
するので、結局、苦しみのおかげで
楽しみを手に入れる。

 

筆耕のお仕事の時に使う小筆は、筆管を立て
気味にして書く(※細く小さい字の時は特に)
のですが、

つけペンの場合は、軸を立てて書くとインク
フローが悪くなるので少し寝かせるようにして
使います。

そうすることで抑揚のある線を表現しやすく
なります。

普段筆耕のお仕事では立てて書くことに慣れて
いるため、

軸を寝かせて書くという点においては、多少
違和感がありますが、慣れていけば良いの
かなぁという感じです。

それに付け加え、字形ばかりに気を取られて
いると字間がバラバラだったり、中心がずれ
たり、行頭や行末が揃っていない…

などというのは筆の場合も同じですが、

つけペンの場合は、下から上に行く線を書く時、
(『楽』の『木』のハネ、『み』『ま』の結び部分
など)

少し力を抜かないと紙にひっかかったり、

インクの量やペン先の向きなどで線がかすれたり…

何かと気をつける点が多く、なんとも扱いの難しい
筆記用具だなぁと改めて思います。

なかなか手強いですねぇ…

しかし書き直しばかりしていると、またいつものように
ドツボにはまるので適当なところでやめましたが(笑)

菜根譚 つけペン

毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

 

 

 

 

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菜根譚 つけペン

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