ゆかり筆耕のブログ

筆耕募集に『年齢不問』は本当か??

筆耕士募集の要項で、『資格』『年齢』『性別』は基本的には
問われないとよく言われています。

このひとつ前の記事の続きにもなるのですが、今回は『年齢』
について、初めて筆耕士を目指す人が迷わないように少し説明を
加えておきたいと思います。

招待状宛名書き

『年齢不問』は実務経験のある人のみに有効
例えば50代の人に実務経験があった場合、すぐに仕事ができる
状態ですから、会社としても使いやすいので採用されやすいという
のはあります。

しかし、同じ50代でもその人が未経験者であった場合は、年齢は
多いに関係あり話は別になるのです。

 

50代はひとつのボーダーライン
30代の未経験者と50代の未経験者が応募してきたとします。
初めから使える人はなかなかいませんが、共に技術的には同じ
ぐらいだったとします。
このような場合、会社が採用したいと思うのはどちらだと思い
ますか?

ほぼ間違いなく30代の方です。

なぜかと申しますと、
若い方が伸び代(のびしろ)が大きいからです。
文字の上達というのは早ければ早いほど効果があるからです。

早く上達して使える人材であれば、会社からすると教える時間と
労力が省けるわけですから必然的にそうなるのです。

ちなみに私が筆耕会社に採用されたのは23~24歳の時でした。
( ※ どっちだったか覚えてないのです…)

現在はわかりませんが、その年齢で筆耕士を目指す( ※ 正確には
不意になってしまった。)人はほとんどいなかったので異例でした。

 

私が採用された大きな要因は『若さ』
面接の時に、なぜ私が採用されたのか聞けなかったのですが、
のちに先生が『まだ若いから教えたらイケるんちゃうか思った。』
と仰ったのです。

履歴書の文字( ※ 実は毛筆で手紙も添えていました。)は良くは
なかったと思いますが、それでも有難いことに素質を見抜いて
くださったのでした。

未経験者が応募する年齢は一般的に、子育てを終えてから、定年を
迎えて
から、という50~60代の人が多いように感じますが、私の
経験上、その
年齢になってからでは正直遅いです。

『この人はなんべん言うてもわからん人やなぁ…』
『もひとつやなぁ…』
『やっぱり年寄りはあかんなぁ…』

( ← 厳しい先生でしたので、傍で聞いてるとかなりキツかった
ですが…苦笑 )
実際50代以降の人に教えても文字はほとんど上達しないと先生は
よく仰いました。

現在50~60代でベテランと言われる現役の筆耕士というのは、その
年代から始めたわけではなく、30~40代から始めた人がほとんど
なのです。

50代というのはあくまでも目安ですので、その年代がダメという訳
ではありません。
しかし若い(30~40代)方が採用されやすい傾向にあるのは見てて
思いました。
年齢を追うほどその確率は低くなっていくようです。
特に未経験者が筆耕士を目指す場合は、若い方が断然有利なのです。

 

職人である自覚を持つこと
10年、20年…続けてようやく一人前と言われる世界です。
技術にしても、そもそも芸事というのは追求や探求に終わりがなく
一生勉強ですから、向上心がなければなりません。

生半可では務まりません。
文字を書くことが好きな人が誰でもできるわけでもありません。
想像以上に厳しい世界です。
技術を売って対価を得ることの難しさ、厳しさは私自身も近年
ようやく気付いた気がします。

これから筆耕士を目指す方には、単なる書くことが好きではなく、
単なるお小遣い稼ぎではなく、プロ意識を持てるかどうか…その
あたりも考慮して応募することを望みます。

 

継ぎ紙額
毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

 

 

 

 

 

ご依頼をお受けいたしております

継ぎ紙額

日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。

ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。

筆耕以外に関するお問い合わせには返答致しかねますので、予めご了承ください。
ご相談・ご依頼はこちらから