ゆかり筆耕のブログ

『先生』と呼ばれる立場の方に『様』は失礼か?

数か月ほど前でしたか、招待状の宛名書きをご依頼くださっお客様
から『継承についてご相談させてください。』と言われたのです。

継承…?!

筆耕のお仕事を探されているのだろう、私はてっきり当店が個人事業
なので、私のあとの引継ぎのことだとばかり思っていました。

数日後届いた原稿を拝見して、ここ最近にしては珍しくやけに『先生』
が多いなぁ(10名ぐらいだったと思います。)と思ったのです。

あっ、そっちか!!

『継承』じゃなくて『敬称』だとその時初めて気づいたのです(笑)

普通はすぐ気が付くはずなのですが、なぜ変換ミスだと気づかなかった
かと言うと、『先生』という敬称での筆耕は昔ほど今は随分と目に
しなくなったからなのです。

 

『先生』と呼ばれる立場の方に『様』は失礼か?
失礼ということはないと思います。

ただ適切なのはどちらかという観点で言うと、一般的には、教師、医師、
弁護士、議員、作家…など特定の職業に就く人に対する敬称なので、
『先生には先生と宛てる』ことになると思われます。

しかし最近は(招待状の宛名書きには)『先生』と呼ばれる立場の方にも
『様』を用いることが多くなったと感じております。

その先生との関係性にもよると思うので、ケースバイケースで使い
分ければ良いのではと思います。

私の個人的な主観が入りますが、私の周りにいる先生と呼ばれる方に
お仕事以外で先生と呼ばれることに対して、嫌だと言われる方がほぼ
100%(たまたまかも知れませんが)なのです。
ですのでそういう方には『様』にするのが無難だと思います。

判断基準が人それぞれにあると思いますが、毛筆で丁寧に書かれて
いればそれだけで正式で、十分礼を尽くした招待状になることには
間違いないので、さほど神経質になることもないと思います。

これがもしサインペンで書かれてあれば別の話ですが。
サインペンはマナー違反(正式ではない)なので、『先生』であろうが
『様』であろうが、『都道府県』を入れようが入れまいが、あまり
変わりません。
毛筆や筆ペンで書くことが前提で発揮する効力ですから。

※ サインペンがダメというわけではありません。
それも個人の判断で選択すれば良いと思いますので。

 

筆耕士の立場としては『様』をお勧めします。
招待状の封筒は洋形1号(120㎜×176㎜)がほとんどなので、この
サイズで『先生』と『様』を書いてみました。
ぱっと見どちらが見栄えが良いと思いますか?

先生 様

『様』の方ですよね。バランスが良いと思います。
『先生』の方はどうでしょうか?
『先生』という2文字になるだけで、名前が詰まって見えますよね。
さる子先生が押しつぶされて『ぶた子先生』にも見えます(笑)

名前が2文字や3文字ならまだ良いですが、5文字以上になると
ブサイク決定です(笑)

そこはできれば避けたいですし、宛名は大きくしっかりと書くことが
お相手にも敬意が伝わりますから、見栄えの点からいうと『様』の
方が恰好はつくと思うのです。

ご参考までに。

ワイルドストロベリー

毛筆筆耕専門ゆかり筆耕
山岸由賀里

 

 

 

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ワイルドストロベリー

日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。

ゆかり筆耕では個人の方でもご依頼しやすい料金で筆耕依頼を受け付けておりますので、原稿の内容や必要とする枚数など、どうぞお気軽にご相談ください。

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