ゆかり筆耕のブログ

『招待状の返信はがきはペンやボールペンで書いても良いのか?』より大事なこととは?

突然ですが…

【問題】
10月10日に招待状を発送し、13日に下記のような
返信はがきが返ってきました。(とします。)
不適切な箇所が3か所あります。
どこでしょうか。答えはのちほど。
( ※ 名前はやや架空です。)

返信はがき
返信はがき

***************************

招待状の宛名書きには毛筆(筆ペンも可)が正式なマナーで、
ペンやボールペンはマナー違反であることは当ブログでも
触れました。

【関連記事】
●なぜ招待状の宛名は毛筆で書くのが正式なマナーなのか?
http://www.yukari-hikkou.com/archives/542

●招待状の宛名書きはペンでも良いのか?
http://www.yukari-hikkou.com/archives/970


では、返信はがきはどうなのか??

こちらも気になるところだと思います。
返信はがきもやはり正式なものであるため、毛筆(筆ペンも可)
又は万年筆が正式なマナー
となっています。

万年筆はお値段的にまちまちですが、ペンやボールペンに
比べると決してお安くはないですし、お持ちでない方の方が
多いかとは思いますが、毛筆や筆ペンよりかは断然使いやすい
ので長く使える一本をこの機会にお持ちになってもよろしいか
と思います。

では、ペンやボールペンはどうなのか??

こちらはより気になるところですよね。
本来はマナー違反ですが、慣れていないもので書いて失敗する
よりかは慣れているもので、との見方も多いようです。

大事なのはインクの色です。
カラーや不祝儀を思わせるグレーはタブー( ※ 鉛筆やシャープ
ペンシルももちろんタブーです。)で、であれば問題ありません。

しかし黒であることはゲスト側の心得として大事なだけで、
新郎新婦にとって返信はがきに使用する筆記用具などはっきり
言ってどうでも良いわけです。
( ※ よほど常識はずれなことがない限りですが。 )

①返信はがきはできるだけ3日以内に、遅くとも一週間以内に。
新郎新婦にとって大事なのは出欠の確認をとること、です。
ゲストの数が決まらないことには、料理や引き出物などの
数も決まらないわけですし、席札や配席などの諸々の準備
が滞るわけです。

挙式2~3か月前というのは決め事も多く急に忙しくなる時期
ですので、できるだけ早めに返事をしてあげると助かるのです
よね。

しかしここで気を付けたいのは、できるだけ3日以内に返事を
出すというのは出席の場合のみです。

予め欠席が決まっていたとしても、相手の気持ちを考えて
少し遅め(一週間ぐらい)に出すのがマナーなのです。

余りに早すぎる返信は、最初から出席するつもりがなかった、
と捉えられることもあるからです。

ここで冒頭の問題に戻りますが、実はこれは実際に私が受け
取った返信はがきの内容で覚えている限り再現したものです。

欠席なのに、発送後3日目に返信はがきが返ってきたのです。
しかも誰よりも先に!(苦笑)

②『御』『御芳』『御出席(御欠席)』は二重線で消し、
『行』は『様』に変える。
『御中』は特定の誰かではない組織や団体に使用する敬称
あって、言うまでもありませんが、『様』は特定の個人に
使用する敬称です。

親の名前で出したのですが、まさかの御中でした!
( ※ うちの親は組織や団体ではありません! 苦笑 )

③お祝いの言葉や招待されたことへの感謝の気持ちなどを
一言添える。
忌中や弔事などの理由で欠席する場合は、『やむを得ない事情で』
『都合により』などと言葉を曖昧にしますが、それ以外の理由
であれば簡単で良いので書き添えます。
むしろその方が相手も納得できるわけですから。

これだと、理由も述べずにただ謝っているだけです。
出席するしないに関わらず、まずは『おめでとうございます』
だと思うのです。
しかもせっかく招待したのに感謝の気持ちも表われていない
わけですから、招く側としても立場がないわけです。

ポイントというポイントが見事に外れていたので、まるで
漫画の世界を見ているようで、関西人である私もさすがに
この件に関してはギャグとして処理できなかったですね(笑)

マナーを知っていたらあんな書き方、出し方はしないでしょう
けど、まさかはがき一枚で不快にさせることがあるとは全く
想像していませんでした。

自分が恥をかくだけならまだしも、特にお祝い事ですから
水を差すようなことは避けたいものです、誰しも。

無知とは怖いものですね。

これは宛名書きにも言えることですが、書き方、出し方
ひとつで相手に迷惑をかけることも大いにあり得るという
ことです。

『高が(たかが)はがき、然れど(されど)はがき』

ここから得た教訓でした。

【関連記事】
●文章を美しく見せる方法
http://www.yukari-hikkou.com/archives/1884

万年毛筆 薔薇
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山岸由賀里

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日頃使い慣れていない毛筆での宛名書きには時間も手間もかかります。
書式の面でも先方に失礼のないように正しく書かなければいけないとなると、それだけで大変な作業になると思います。

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